2007年05月31日

ウオッカ凱旋門賞挑戦が正式決定…3歳牝馬なら「チャンス」

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 牝馬としてクリフジ以来64年ぶりにダービーを制したウオッカ(栗・角居、牝3)の凱旋門賞(10月7日、ロンシャン、GI、芝2400メートル)挑戦が決定! 30日に谷水雄三オーナーが栗東トレセンの角居厩舎を訪れ、角居勝彦調教師との会談の後、正式に挑戦することを発表した。

 戦後初の牝馬によるダービー制覇という快挙を成し遂げたウオッカが、あのディープインパクトでさえ成し遂げられなかった日本調教馬の凱旋門賞制覇を目指して、初めての海外遠征をすることになった。

 谷水オーナーは会談終了後に集まった報道陣の前に現れ、「(凱旋門賞に)行く意思を確認しました。正式なゴーサインと捕らえてもらって構いません。ダービーでいい競馬をしたら行くと意思を固めていましたが、おかげさまでダービーを勝たせていただき、あの走りを見て再確認できました。凱旋門賞は世界の競馬の最高峰で、馬主や関係者全員の夢です」と壮大なプランを語った。

 ここで気になる渡仏スケジュールだが、谷水オーナーは「前哨戦を使います。本番の3週間前に2つのレースがあるので、いずれかのレースを使いたい。どちらを使うかはこれから打ち合わせていきたい」と話す。前哨戦の2つのレースとは、9月に凱旋門賞と同じロンシャンの芝2400メートルで行われる、ヴェルメイユ賞(GI、3歳以上牝馬限定)かニエル賞(GII、3歳牡牝)のこと。ヴェルメイユ賞は95年にダンスパートナーが挑戦(6着)したレースで、ニエル賞の昨年の優勝馬レールリンク(牡)は勢いに乗って凱旋門賞も制している。

 さらに谷水オーナーは「ジョッキーもこれから考えます。勝ちに行くために、ウオッカにはいろんな選択肢がある」とダービーを勝った四位騎手から乗り替わる可能性もほのめかした。オーナーの勝つという意思は強く、現地のフランス人騎手に乗り替わる可能性は非常に大きい。

 「気が引き締まる思いです。斤量的なものもあり、3歳でないとなかなかチャンスがないと思っていた。それだけに、このクラスの(3歳)馬が、これから凱旋門賞に挑戦するに当たって大きな指針となるでしょう」と角居調教師はオーナーからのゴーサインを受けて抱負を語った。昨年、ディープが3位入線後失格になったが、4歳以上の牡馬の斤量が59.5キロに対して、3歳牝馬は54.5キロで出走できるのは大きなアドバンテージ。実際、03年から昨年まで3歳牡馬が4連勝しているのもうなづける。

 日本で新たな歴史の1ページを刻んだウオッカが、フランスでもその偉業を成し遂げられるか。昨年に引き続いて凱旋門賞は、日本の競馬ファン必見のレースとなりそうだ。

★サムソンも凱旋門賞

 春の天皇賞を制して、宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)でGI連勝を目指すメイショウサムソン(栗・高橋成、牡4)も凱旋門賞に登録している。30日朝は栗東トレセンの坂路で4ハロン54秒9(ラスト13秒4)を馬なりでマーク。「55秒ぐらいを予定していたからね。思った通り。(レースに)いい調子で出せる雰囲気になってきた」。高橋成調教師は着々と整う態勢に笑顔を見せる。
posted by 匐淬渊 at 07:53| 競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする